やっと2枚目のアルバム『風わたる町』ができました。やほい!
サウンドプロデューサーは前作に続き『ヤマサキテツヤ』さん。今回も音に関してはゲストミュージシャンは呼ばずバイオリニスト『たまきあや』ちゃん、『ヤマサキテツヤ』様、そんでもって私の3人だけです。
アートワークは全て朝比奈令様にお任せしました。
金沢に帰ってから書いた曲を中心に全8曲入りでございます。
前作『紡ぐ人』を私の第1章とするならこのアルバムは、第1章の続編です。第2章にゆくまで、もう少しだけここに居たいみたいですよ、ノンさん。
オープニング曲のキャッチーさと音質、中間曲のスタンダードなアレンジ、1曲のサイズを極力3分前後にすることなど、、かなーり細部にこだわって作ってみました。
M3に収録したタイトル曲でもある『風わたる町』。金沢に戻ってから一年の間に両親を見送ることになりましたが、その1年は人生のご褒美のような日々でした。父が旅立ち、そのちょうど一年後に母が旅立ってから、ピタリと歌が書けなくなり、このまま先に進めないのかと思いましたが、どうしても2015年という年を歌に留めてたくて、半年かけてやっと書き上げた歌です。
曲冒頭の『拾った石が懐かしく、摘んだ花が愛おしく』の言葉は、母の日記に書いてあった言葉。その先に続く言葉を、私が変わって紡いでみました。
M4『故郷』(フルサト)は人生の半分ずつを過ごした東京と金沢のことを歌いました。両地とも私の故郷です。離れてしまった友人に最後に会った時、自分が笑顔だったのか今は思い出せません。ただ、友人が(もちろんファンの方も含むよ)私を思い出してくれるとき、その顔が笑顔であったらいいなと願います。
M5『生まれ変わったら通り雨』は、実際に父が旅立った後、私の夢に出てきて話してくれたことを歌にしました。悲しい物語にならないよう、レゲエリズムで明るく彩ってみました。
M7『人生 今が一番』は父の川柳から言葉を拝借して書き上げた歌です。前作『紡ぐ人』に収録した『若葉とダンス』は母から父へのラブレターでしたが、『人生 今が一番』は父から母へのラブレターです。
父のオーディオルームからいつも流れていたビートルズ。ピアノの刻み方やコーラスも寄せながら、父が聞いて『こりゃ、いい曲や!』と言ってもらえるように仕上がりました!
M8『君の丘に吹いている』は、長年描きたかったラブソングの集大成なの。君が好き。。という言葉を、色褪せないまま本気で歌いたいと思い、言葉の細部まで何度も修正して描きました。 手前味噌ですが、コード進行、歌詞、アレンジ、、、とことんこだわり、身を削ったつもりです。笑
そんなこんなで、なんとかできた新作です。
ハァ、、ハァ、、。今、息切らしてる感じ。笑
正式なリリースは7/29日。金沢駅西口イベント広場で行います。無料だよ。だって多くの人に聞いて欲しいんだもん。
と、言いつつ、、、現在の私のホームである片町ジェラスガイを差し置いてやるわけにはいかないので、前々日である27日にご贔屓先行リリースライブやらせていただきます。私の父が旅立ちの場所に選んでくれたジェラスガイ。丁寧に歌わせていただきます。詳細はwebsiteに間も無くアップいたしますね。
2017年の夏。皆さんの時間をどうか私に少しだけください。
きっといい夏にするから。指切りするよ。
7/29の詳細は、下のチラシをポチってね。
それにしても、、
テツヤ君とあやちゃんとの作業は最高にエキサイティングでした。この二人、会話が変なんだもん。通じない言葉で話してるけど、音楽では最高に通じてるし。私だけ『キョトン』としてたよ。
そして朝比奈令くんとの撮影も、笑ったり怒ったり、喧嘩したり脱いだり着たり。笑この方々と作れたこと、最高に幸せです。
大好き!