3rdアルバム『月と唄うたい』セルフライナー(2019年9月7日発売)
舟を出せ
私達は今を生きる天使だ
ライフタイム
みとれてた
月が遺っている
堅香子の花
Yeahっていえー
はにい
月と唄うたい
まだ一部の地域しかリリースツアーを終えていないのに、コロナさんのおかげで皆さんの地域に会いに行けなくなってしまいました。だから、せめて、セルフライナーを書いてみます。まだ手にしていない方、通販でも買えますからね♪
https://nonchamp.thebase.in/items/22633027
●舟を出せ:これまでの2枚のアルバムとは違ってみんなのために書くんだって誓って3rdの制作に入ったのでこの曲を1曲目にしました。唄を通して出会えたみんなにとんでもなく優しくて勇敢な歌を送りたかったの。こっそりズルしちゃう自分とサヨナラしてさ、痺れようとも、ちぎれそうニアなろうとも、この手を必死に動かして自分の舟を出したい。やれたらいいね。やっちゃおうぜ!そんな気持ちです。
●私達は今を生きる天使だ:レコーディングに入るタイミングでタイトルを変えました。それまでは『リトルソルジャー〜私達は今を生きる戦士だ』ってタイトルだったの。戦士が天使になりました。このエピソードそのものが、このアルバムを象徴しています。戦いじゃない。武器じゃない。誰も責めない。戦士より天使でありたい。
●ライフタイム:いつの時代も困難な病気や災害はあって、私達は自然に許しを乞いつつ生かされている気がしています。目が覚めてひとりぼっちじゃなかったら、その人に心を込めて『おはよう』って言う。もしもその場に誰もいなくても心に寄り添う人がいることを感じたい。明日って勝手にくるものじゃなくって、自分の足で必死で走って迎えに行くものなんじゃないかな。
●みとれてた:恋を失った時の感情ってややこしい。いつも愛の言葉をかけてくれていた恋人が別れの言葉を切り出す表情なんて、そう滅多に見れるものじゃないから、『悲しいときはそんな顔もするんだね』ってうっとりみとれちゃう。声のトーン、覚悟を決めて打ち明けた強い瞳、でも見え隠れする思いやり。別れ話のたった10分ほどをを切り取ってみました。
●月が遺っている:あってはならない差別や格差。同性同士の恋、肌の色が違う恋、年の差がある恋。愛を求めて応えあった時を思い出さないように消し去ろうとシャツや写真など物質的なものを捨て去っても、いつも一緒に眺めた月だけは空に遺ったまま。二人が恋に堕ちることを間違いだっていうのならこの世界なんてなくていい。
●堅香子の花:万葉集など昔の日本の詠は悲しみを直接表すことなく、叙情的に憂いを持って表現していたものが多いね。そんな歌が描きたかったの。戦争で子や夫、父を亡くした女の人たちは川の流れに涙を落とし海に託したのかもしれない。
●Yeahっていえー:私の父は私のライブを見ながら、その会場で息を引き取りました。母も点滴など全部家で行い入院せず、最後は大好きな家で旅立ちました。いつから日本人は病院で死ななきゃいけなくなったんだっけ。味気ない天井を見つめながら死ぬのは嫌なのよ。体がある時間を精一杯好きな人と好きな場所で過ごしていいじゃない。私、イエーイって顔した遺影を飾ってもらって家で死にたいな。大丈夫。100年生きれなくたって魂で1000年愛するから!その代わり体があるうちはくっついていようぜ!
●はにぃ:このアルバムには2曲恋を失った歌を収録しました。前述の『みとれてた』とこの『はにぃ』です。失恋の歌は平仮名が似合うね。特別な呼び方をしてくれた恋人を思い浮かべて聞いてね。
●月と唄うたい:歌を作ることが本当に好きだなぁと思います。だから毎回、めちゃくちゃしんどくなります。それでも好き。だから細胞の隅々まで気持ちを染み渡らせて描きたい。『愛してる』よりも強い言葉を探して唄にしたい。どこにもない、あなたにまっすぐ伝わる言葉が欲しい。このアルバムの最後の言葉が心からの私の願いです。『海を見たことのない人に出会ったなら、その蒼さまで伝えられる唄うたいでいたい』
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2ndアルバム『風わたる町』を聞いてくださった仲間、諸先輩方から素敵なメッセージをいただいたのでご紹介させていただきます。(順不同。敬称略)
大森 洋平(唄うたい)
最近誰かを信じるということの凄さ、途方もなさを感じることがとても多い。
家族を持ったことが大きいのは間違いないのだけど、それに加えて歳を重ねてこれまでの日々を思う時、自分に足りなかったものはそこにある気がするからだろうと思う。
ノンと出会ったのはもう25年ぐらい前。今になって思うと彼女は最初から一貫してその誰かを信じる心をしっかりと持っていた。ノン父母から繋がれ鍛え上げられた明るくて強い心。そしてこのアルバムには時を経て一段と大きく柔らかくなったnonchampの歌が散りばめられている。ありがとう。いいアルバムだ。
かつて頑な過ぎた優男より愛を込めて。笑
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田辺マモル(シンガーソングライター)
7曲目が名曲で、何度も聴いてしまう。タイトルは何ていうのだろう?歌詞カードを見る。「人生 今が一番」??聴いた印象と違ったので驚く。お父さんの残した言葉をもとに作ったらしい。僕が男だから、この歌が胸に響くのかもしれない。お父さんの想いをどうにか形にしたいというノンシャンの気迫を感じる。2、4曲目も好き!
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田中美里(女優)
『風わたる町』何回聴いても優しいナミダが溢れてくる。
この世に初めて産まれおちたような前向きで力強いあたたかいナミダ。
nonchamp の紡ぐメロディーと言葉には愛がいっぱい詰まっていて聴き終わった後には大切な人に逢いたくなる。
そして、周りには大切な人や場所ちゃんと存在しているんだということを再確認させてくれるそんなアルバムです。
紡ぐ人とセットで是非聴いて欲しい愛おしい1枚です。
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トモフスキー(シンガーソングライター)
拝聴いたしましたー。まさに「拝聴」、じっくり。声やメロディや演奏がポップだから、軽く部屋にBGMとして、、っつう感じかなと思ってたら、とんでもなかった。すごいなあ、詞のテーマ。自分も曲を作ったりするのだけど、両親をテーマにしたり、思い浮かべた事すら一度もなく、自分の事ばかり。のんちゃんは ガッツリ向き合ったんだなあ。向き合うべき!って思った時期だったのかな。いろいろ考えながら聴きました。こうゆうのを渾身の作品って言うんだろな。完成おめでとうございます。父ちゃんも母ちゃんも「すごい娘だ」ってベタ褒めだね、きっと。
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西村直樹(上々颱風ベース)
アルバム完成おめでとう!nonchampの歌を聴くと心が柔らかくなる。それでもってジンワリと癒され、元気になっちゃうんだなあ。彼女はきっと世界への「讃歌」を歌ってる!
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田ノ岡三郎(アコーディオニスト)
甘く耳元でささやくように襲ってくる透き通った歌声。
その、ひとつひとつの、言葉の虜になりそうです。
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中井ヤスフミ(MusicBar JealousGuy)
nonchampの紡ぐ言葉には、そのイメージを遥かに上回る強かさが有る。
正に、今を強かに生きる全ての者へのエールである!
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大島賢治(ドラマー、サウンドプロデューサー)
「虹色Voice。イイ娘だなっ!」
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大塚利恵(シンガーソングライター、作詞家)
ドラマでもリアルでも、死を刺激剤みたいに扱ってるのを目にすると、なんだかなっていつもうんざりしちゃうの。
対して、ノンちゃんの歌は、生きる喜びにあふれてる。
大切な人の死を経て、生の光をどんどん増していると思う。
私たちは、女性としてもミュージシャンとしても全然違うタイプなのに、こんなに深くわかりあえてるのは、きっと目指す在り方が同じだからなのかもって思います。友達になってくれてありがとう。
ノンちゃんの歌を聴く人はみんな、私と同様に身近にノンちゃんを感じてるんじゃないかな。たとえ話したことなくても、「俺のマブダチのノン」って笑。
両親の残した言葉を、人生を、自分の歌として飾らず笑顔で歌える娘なんて、世界中でノンちゃんだけよ!この孝行娘!あいしてる。
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中野督夫(センチメンタル・シティ・ロマンス)
全曲色々バリエーションがあり、POPでルンルン&バラードもあり。名プロデューサー『ヤマサキテツヤ』、僕の永遠の音楽の恋人『たまきあや』。いいミュージシャンに恵まれたね。歌い手は繋がりが一番大事なんだ。自分の人生の歌を大切にこれからも転がり続けてください。今度一緒にライブやろうね!
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松本英子(シンガーソングライター)
ノンちゃん❣️
愛するノンちゃんの
産まれたての作品たちを聴かせて貰ったよ😆✨✨✨
歌はその人そのものを表すものだね。ノンちゃんが多くの人に愛されているのは、ノンちゃん自身が愛の深い人だからだね。。
ご両親からもいっぱい愛を受けて来たから周りの人にも与えられるんだなって、歌を聴きながら思ったし、、この一年でもの凄い経験をしながらも音楽に残したっていうノンちゃんの音楽を愛する力も同時に感じたよ。
こんなに可愛らしい声とキャラでありながら、かっこいい。
その生き様をこれからも音楽に刻み続けてね❤️
大好きよ。
人生 今が一番 で号泣しまくった英子より。
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ワタナベマモル(MAMORU&TheDAVIES)
いつも金沢で共演してくれるノンシャン。ニューアルバム発売オメデトウ&いつもありがとう。透き通る声が心地よいノンシャン。また金沢ではよろしくお願いします~。
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1stアルバム『紡ぐ人』
大切な皆様へ
みなさんのおかげで、アルバムができました。こころからありがとう。
ずっと作りたかったアルバム。せっかくだからずっとやりたかった人と作りました。
プロデューサーのヤマサキ テツヤさん、バイオリンのたまき あやさん、わたし。
ほんとにたった三人だけでレコーディングをしました。
あ、自分たちの子ども達にコーラスしてもらったなぁ。忘れちゃいけないね。
子ども達、ありがとう。
いまの私が歌いたいのは家族のこと。友達のこと。大切な仲間のこと。
私を支えてくれる人たちに向けて作りました。
聞いてくれた人が、自分自身の家族や仲間を想ってくれたらうれしいです。
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尊敬する先輩、友人にいただいたアルバムの感想をご紹介します。(順不同)
●大森 洋平(シンガーソングライター)
http://www.yohei-ohmori.com/yoheitop.html
生まれたての赤ん坊みたいな顔をして、その実当然ながら結構な大人なので冷静に腹黒く全体を見ている。と思ったらやっぱりなりきれず優しくなってしまって抱えこむノンこさん。
地元金沢時代からだからいつの間にやらもう20年ぐらいの付き合いですなぁ。久しぶりのアルバムおめでと。よかったよー!
経て、経た、その優しさが真っ直ぐ届く。いいアルバム◎素敵やーん。
さて、飲みいっか!
●石嶺 聡子(シンガーソングライター)
http://www.satokoishimine.com/
優しい気持ちになったり、ある部分が突き刺さったりして涙が出たよ。
ノンちゃんらしい世界をありがとう。
●田中 美里(俳優)
http://ameblo.jp/tanaka-misato/
もう20年以上のつながりになる かけがえのない友人、ノンちゃん。学生の時、先輩であるノンちゃんの作り歌う姿に憧れて、一回だけ文化祭でギター弾き語り(もう弾けないけど)真似して歌ったりしていました。いい思い出です。
そして私がデビューしたばかりで上京したての頃、寂しいときに原付バイクで駆けつけてくれた心強い太陽みたいな人。彼女といると強くなれる気がします。ノンちゃんの澄んだ透明感のある歌声が好きです。
アルバム聴いていろんなことがあったなあと想い涙しました。彼女はいつも私のために優しい涙を流します。彼女の唄をぜひ聴いてほしいです。
●大塚 利恵(シンガーソングライター)
http://blog.goo.ne.jp/rieotsuka-blog
思った通り、とってもとっても素敵だった。
世の中のいろんなことは、楽しいことも悲しいこともぜんぶ愛しい人生の一部だけど、
一生懸命がんばる人を笑うヤツだけは許せない、というのが最近行き着いた私のテーマなので^ ^
いろいろ共感しながら聴かせてもらいました。
最近、オンナが『たたかう』のが諸悪の根源だから、オンナを大事にして、なにかとたたかうのをやめて、愛をふりまけっていうような記事を目にして、うーん、たたかうって言葉自体に罪があるような言い方だな〜とショックを受けてたんだけど、
のんちゃんの歌で『たたかう』って言葉を聞くと、いやいや、やっぱりいいんだ、『たたかう』で!と思えたよ。
言葉の表面じゃなくて、奥に愛があることが大事だなって。
凛として笑顔で自分らしく生きてゆくことがオンナの『たたかう』だよね。
のんちゃんの生き方が自然に詰まった素敵なアルバムだと思った!
10代や20代にはぜったいマネできないね〜。のんちゃん妖精だわ。
熟ロリの熟の意味の深さを、思い知ったよ!!
●はやし あつこ(yamaha GOGOGuiter)
ttp://www.ymm.co.jp/magazine/guitar/
ずっと大事に歌ってきた歌、新しく生まれた歌、季節がめぐるみたいに歌詞の彩りが変わっているのがとても興味深いです。
のんやんみたいに日々を大事に紡いで行けたらよいなぁ、と思います。
●笹峯 愛(俳優 演出家)
http://aibook.trickplan.com/home/
私が持つ、のんちゃんのイメージは いつも暖かく、柔らかく、だけどしっかりと力強く 大切なモノを守る人って感じ。 そう言うと、のんちゃんの心は真っ白に見えるけど ちゃんと真っ黒な毒も、持ち合わせてるとこが好き。 そうゆうの、隠さず、そのまま言葉にして、音に乗せて、届けてくれる。 聴く人にゆだねる距離と、寄り添う優しさと、励ます強さと のんちゃん自身の愛が溢れているから 私はいつも、のんちゃんの唄で泣いてしまう。 表現者以上に、人として母として女としてを隠さない。 さらけだすねぇ。 そうやって紡ぐのね、人間。 負けそうな時は、これ聴いて、がんばりますよ、私も。